こんにちは。
手術書ってたくさんあるじゃないですか。
たいていは、
編著:偉い先生
執筆者:(その教室の関係者)ずらー
という、オムニバス形式になっている。
なってはおりますが、このタイプつまんないですよね。つまらないは言い過ぎですけど、わくわくはしない。
思いっきり名前がタイトルに入っている手術書、これが好きですね。
その人のこだわり、philosophyがいたるところにあふれていて、”オレ流”をすごい圧で強要してくるタイプの手術書。
一般外科ローテで呼吸器外科を回っていたときの、「淺村・呼吸器外科手術」という手術書がまさにそんな感じで好きでした。
(なんで心臓血管外科の同様の手術書を紹介しないかは、大人の事情と察してください。)
外科の師匠も、そんな感じのオレ流を前面に押し出してくるタイプが好きです。
師匠からどうやって学ぶのか、についてはまた今度書きます。
そんなわけで、井上塾の指導方針も基本は「俺のやり方でやって」です。
ただ、僕が教えるときには背景となる理屈がしっかりしてないとみんな中々納得はしてくれない(かもしれない)ので、いちおう理論っぽいことを説明します。
えらい先生なら「根拠は俺の経験だ!」でいけるのでしょうけど。
その理論も実は後付けというか、自分では無意識にやってたことを言語化していることもしばしばです。まさに「教えることは教わること」は真実なんだなあと日々感じています。
と言いつつ実はしょっちゅう塾生からガチで教わることもあって冷や汗をかいているのは、ここだけの秘密です。
当塾の具体的な”オレ流”も備忘録がてら、今度から書いていきます。
皆さまからの、異論反論オブジェクションもお待ちしております。
ではまた。